いつかくるペットとのお別れ。「私たちが今やっておくべきこと」

動物も、植物も、私たち人間も。生きものには必ず終わりがあります。

 51歳になって、祖父母、両親、身近な方たちから見聞きしながら、自分の最後どうしたいかを考えることが増えてきました。

 20年、ワンズライフで経験してきたワンちゃんたちとのお別れも自分の中にひとつひとつ刻まれています。「いつか必ずくる」がわかっているからこそ、目をそむけずに考えたいなと思っていました。

 ワンちゃん、猫ちゃんたちの場合、自分で決定ができません。食事を用意するのも病院に行く判断も、全部飼い主さんです。そしてご家族が多ければ、選択肢もひとつではありません。

「もう手術はさせたくない」お母さまと「可能性があるなら手術をしてあげたい」お父さま。20代の息子さんが飼い始めたワンちゃんであれば、息子さんの思いも加わります。

 ある日、手術が必要な病名を獣医さんから告げられたとき、ご家族で冷静に話し合いができるか、これがけっこう大変なんです。みんな思いが違うから。

 正解がないからこそ、ワンちゃんが元気なうちにご家族で思いや方向を共有しておいてほしいんです。

 ワンちゃんたちは、ご家族のケンカ、言い合い、大嫌いです。飼い主さんの不安、悲しみも自分事に感じ取ってしまいます。

少しでも不安や悲しみを軽減して、今をより豊かに暮らしていけるためのセミナーを開催いたします。

 講師でお呼びした伊佐美登里さん。動物病院のトリマーさんとして全国の病院でアドバイザーなどをしております。たくさんのシニアの子たち、そのご家族と対話をしてきました。

 そんな伊佐さんのお話を聞きながら、「私たちが今やっておくべきこと」「ワンちゃんとやりたいこと」を考える時間にしたいです。

 お別れがいつくるかは誰にもわかりません。

 考えたくもないことです。だからこそ前向きにみんなで共有したいと思っています。